これからのスキー場のコロナ対策
第2回スキーリゾート研究会
(8月20日、ZOOMで開催予定)
今シーズン真っ只中のオーストラリア、ニュージーランド。
どちらかのスキー場の担当者と回線をつないで、今の状況や、スキー場が行なっている対策、実際どのような問題が出ているかなど、リアルなウィズコロナのスキー場の声を聞けるように、調整中です。
興味のあるスキー場関係者の方は、スキーリゾート研究会に参加してください。
一緒に日本の山岳リゾートの活性化の仕方を勉強しましょう。
https://www.jtb.or.jp/research/network/ski-resort/
最近の状況 6月23日
■コロラドのアラファホベースンはコロナが少し落ち着いた5月27日-6月7日までオープンしたそうです。
その際には予約制にして人数制限を行ったそうです。
詳しくは英語ですが、スキー場のサイトをご覧ください。
https://www.arapahoebasin.com/may27-reopening/
■南半球の情報 ニュージーランド
女性首相で、動きが早く、早期にコロナを封じ込めたと言われているニュージーランド。
国自体で警戒水準をレベル1まで引き下げ、経済活動が復活してきています。
そんな中、コロネットピークやリマーカブル、マウントハットの運営会社NZSKIのサイトを見ると、コロネットピークのオープン予定は6月26日。リマーカブルズは7月4日、マウントハットは7月12日。
もちろんコロナ対策ルールを作っての受け入れらしいのですが、来場者を1/4程度を想定しているので、エリアも少し縮小しての営業を想定しているとのことです。シーズンが進む中で順次様々な対応をしていくとのこと。
参考になりそうなスキー場のコロナ対策
■入場制限はする?しない?
入場制限するにも、紙のチケットでは難しいのではないかと思っています。これを機にゲートシステムを入れるスキー場が増えるといいなと思います。
しかし、本当に入場制限が必要になるかどうかは、第2波次第かと思います。年末年始や連休などをどうするのか、課題ですね。
■ゴンドラ・リフトの3密対策
一度に乗る人数は少なくすることは必要なのではないでしょうか。
でもこれは乗り場で調整できると思われます。
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<僕からの提案>
僕なりにスキー場が今度のシーズンから実行可能な、低コストなコロナ対策の提案です。
具体的にやってみたいスキー場があれば、メールで相談ください。サポートいたします。
■レストランのテラス活用
もともと欧米の人は外で食べるのが好きです。
密を避けたいお客様も、これからはテラスを好む方向になりそうです。
スキー場のレストランの外をもっと活用すべきと思います。
ベンチなどをたくさん置いて、欧米のスキー場っぽくすべきだと思います。
★スタイリッシュで雪に強いテントもあります!
うちの会社が2011年から日本の総代理店をしている、オーストリア製のEXPODOMEと言うテントがあります。
ドーム型でスタイリッシュで、サイズも5m、6m、9m(底辺直径)があり、人だけで建てられるテントとしては大型です。
外にテーブル出しても、雪の時どうするの?と思うでしょうが、テントを外に常設で設置し、中にベンチとかを置いてもいいのではないでしょうか?
http://www.event-solution.jp/expodome.html
■混雑の見える化
今、行きたいところがあっても、そこがどれぐらい混んでいるか、知りたい心情が出てきています。そんな不安を解消すべきと思うので、混み具合を「見せる」べきだと思っています。
具体的には、ライブカメラを使い、そのままライブ映像を見てもらうのです。
主に、駐車場、コース、リフト乗り場など。
今は高解像度で見せることが可能なので、簡単にyoutube liveで見せることができます。
うちがカフェを運営している北海道小樽市銭函で、混雑見える化の実証実験をしています。もし興味あれば下記のサイトを見てみて下さい。
■一石二鳥
山の素晴らしさも一緒に伝えられるので、高解像度カメラの設置をしていないスキー場はぜひご相談ください。お手伝いします。
■ライブカメラとyoutube liveの活用
参考までにフィンランドのLEVIのというスキー場(W杯も開催しているスキー場)のライブ映像(右側)です。シートで雪を取ってあるのもみれます。
このシートは別のページで紹介します。
うちの会社が運営するしろくまコーヒーでは、海の風景を見せつつ、テラス席の混み具合がわかるようにライブカメラを設置しています。
■スキー場のレストランは?
レストラン内もライブカメラで見せたいのですが、よく思わないお客様もいる可能性が高く、プライバシー問題などあるので、レストランはVACANのサービスを使うべきだと思っています。
■VACANのサービスとは
スタッフが手動で「満・混・空」のボタンをレジ横で押すと、ネット上にリアルタイムで反映されます。
それだと映像で見せる必要もなく、お客さんはレストランにいく前にスマホで混み具合を確認できます。
VACAN会社HP https://corp.vacan.com/
興味があれば紹介します。
店舗の空き状況が観れるサイト